のづカレー

2020から社会人になりました。たぶんカレーのブログです。

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カントードロワット合宿

こんにちは

 

諸用で関東方面へ行く機会があったため

かねてより行ってみたかった、東京のエチオピア料理店へ行き

「ホンモノ」を体感してきました

 

関東方面へは、会いたい身内や友達がいたり、エチオピア料理店始め行きたいお店がたくさんあったので、2泊3日でできる限り詰め込んだような旅です。

 

 

 

Day1

仕事から直で東京へ向かう予定でしたが、予定よりも早く仕事が終わったのでいったん帰宅
お馴染みの「さらしあキッチン」で英気を養ってから出発することにしました。

 

滋養強壮-カレージー

 

さらしあキッチン近くの片野バス停から、北九州空港行きのバスが出ているので
食べ終わってそのままバスに乗り込みます

チョコが小さな楽しみ

一時期の関東出張が連発していた時期に、スターフライヤーのマイルがかなり溜まっていたので、スターフライヤー

ホットコーヒーをお願いすると、チョコレートがついてきます。

 

 

富士そば日高屋、ホッピーの赤提灯を見て、関東にやってきた感

 

で、東京についてから、ホテルの取り忘れに気づきました。
何を言っているかよくわからないと思うのですが、過去、仕事の出張先ホテルを取り忘れることもあったような人間です。

急遽ネカフェで人権確保をしようとしましたが、蒲田駅周辺のネカフェは全部満員という状況。蒲田、どういうことなの?

寝床なしをうっすら覚悟し始めましたが、隣街の大森駅の快活クラブの鍵付き個室が空いていたので、なんとかなりました。

相席食堂か何かで見た、山王小路飲食店街を練り歩くことができたので、結果オーライですね。


今日はもう飲み食いは良いかなと思っていましたが、どうしても関東を摂取しておきたかったので、寝る前に日高屋で不摂生をしました。

 

Day2

宿泊

姪っ子(すごくかわいい)と遊んでもらった後
ちゃんと予約していた宿へ
銀座-歌舞伎座近くの、アロフト銀座に宿泊しました。

 

マリオット系列の中でもカジュアルめなホテルらしいですが、私の身の丈には合わないラグジュアリーなホテルでした。

これくらいしか写真を撮っていなかった

www.marriott.com

普段は良いホテルに泊まることはありませんから、なんというか、緊張。

ここまで良いホテルに躊躇なく泊まれたのも
マリオットヴォンヴォイアメックスプラチナカードを作ったからです。

このカード、基本ポイント還元率が3%という意味のわからないカードで
貯めたポイントはマリオット系列ホテルの宿泊に使えたり、交換レート1.25%で飛行機マイルに交換できたりします。要するに旅行系最強カードですね。

アフィリエイトしようっていう気は強くないのですが
カード作りたいという方で、紹介者が見つからない方はぜひ下記リンクから...

紹介ページ
紹介経由だと、カード作る側も紹介側(のづ)も得するので...。

 

おめえに得をさせてたまるか!という方は、下記のちゃんとカードの記事を書いてる方の紹介コードから発行すると良いと思います。

www.access-ticket.com

↑ちゃんと宣伝する気のサイト

 

SAFARI AFRICAN RESTAURANT BAR

東京...強いては日本でエチオピア料理、DoroWatをいただくならばおそらくここではないでしょうか
今回も、元・京大カレー部のスズさんに同行をいただき、念願叶って行ってまいりました。

赤坂にあるアフリカンバーです。

新しい漢字が生まれる街 赤坂
入り口から少し緊張する佇まい

てっきりエチオピア料理専門店かと思っておりましたが
アフリカ料理全般を提供されているようです。

今回はエチオピアの主食とおかずを一挙に楽しめる「インジェラコース(¥3,500税抜)」
インジェラとは、アフリカの穀物「テフ」を粉末にし、しっかり発酵させて焼いた、エチオピアの主食
発酵に時間がかかることと、その独特の味わいから常にオーダーが入るわけでもないため、食べたい場合は4日前の予約が必要なのです。

オフチョベットしていないテフ

インジェラの原料、「テフ」を見せてもらいました
このテフをオフチョベッドして、マブガッドしてできたリットを発酵させて焼いたものがインジェラだそうです。

インジェラとは、大雑把にいうとクレープの生地のような料理現地の人から「エチオピア人だったら毎日食べる」と言われるほどエチオピアではメジャー料理である。

テフとはイネ科の植物であり、エチオピアなどで食にされている。このテフがインジェラ材料となる。テフを粉末状にし(オフチョベット)、と混ぜる(マブガッド)。これによって出来上がったインジェラの素を「リット」と呼ぶ。リットを発酵させて酵母アブシィト)を加えて混ぜて焼くと、インジェラができる。

リットを発酵させる際、黄色い上澄みが生じることがある。これを「イルショ」と呼ぶ。味見してっぱくなっていたら十分発酵が進んでいる拠である。

インジェラを焼くときに使う鉄板をミタッド、盛り付けるときに使う皿をマサブと呼ぶ。ミタッドで焼きたてアツアツの状態で出すわけではなく、冷ましてからマサブに載せて食べるようだ。

アイン」とは、アムハラ語のこと。インジェラでは生地に開いたアインと呼び、この多さによってインジェラの出来の良さが判断される。

味は日本人にとっては賛否が分かれるようで、「雑巾のような見た」「味が強く不味い」と酷評されることもあれば、「おいしい」「別に普通」と評価されることもある。他にも「味がない」という感想もある。実際味は薄いらしく、他のものと一緒に食べられることも多いようだ。

*1

忘年会・新年会でダチョウの卵とカンガルーが食べられるらしい。
東京はすごい

先ずはアフリカンビール乾杯
以前、セント・ジョージを飲んだ時もそうでしたが、アフリカのビールはスッキリ目な味わいのものが多い気がします。
乾燥した気候とかに合っているんでしょうか?

ずっと画面の奥でしかみたことがなかったやつ

そうこうしているうちに届きました。インジェラコース

手前がインジェラ
奥のお皿には、ドロワット・クックワット・アタクルトワット・アリチャワット
クックワットは、いつも作っているMisr Watの水分控えめな感じの味わい
アタクルトワットは、ターメリックで数種類の野菜を炒めた料理
アリチャワットは、牛肉の辛くないワット(ワット=おかず)
言うなれば、セガ・アリチャ・ワットでしょうか


どれもインジェラと合わせて食べるには、ちょうど良い粘度に仕上がっていました

ドロワットは、自分がいつも作るものよりも、しっかりと乳化させている仕上がりで
辛みも思ったより強くありません
インジェラと合わせて食べるにはこのような仕上がりが良いのですね

インジェラは過去に一度、知り合いのエチオピアの方に、本土から取り寄せた乾燥インジェラを水で戻したものを食べさせていただきましたが、それに比べると圧倒的にマイルドで食べやすい印象でした
赤坂という土地で、多くの日本人にも食べてほしいという思いから、チューニングをされたのだと勝手に予想
最後まで美味しくいただきました。


会計の横には、巨大なダチョウの卵が
中身が入っていると1.8kg超の重さだとか
宴会用のオムレツに使うそうです

東京に住んでいたら普通に宴会利用もしてみたい、そんなお店でした。

 

リトルエチオピア四ツ木

二店舗目は葛飾区-四ツ木にあるエチオピア料理店
こちらはアフリカ料理全般ではなく、エチオピア料理に特化しています

いきなりポツンと現れる系

店外から覗き込むと、外国人のお客さんが多い店内
どうやら近辺のエチオピア人コミュニティが集まる場所となっているようでした

ギリギリ空いていたカウンター席に座り
エチオピアビール:セントジョージで乾杯

メニューはもちろん、エチオピア料理の数々
Misrがムスラーではなくミシールと書かれていたり
Tibseがチェベスと書かれていたり
自分の間借り営業では、カタカタ表記が異なりますが、その辺りはインド料理でもお店によって表現が違ったりするので、ローマ字表記さえ合っていれば良いか。と深く考えないことにします

メニューが多く、お腹の具合も腹八分だったので迷いましたが
今回はあくまでもカントードロワット合宿です
ドロワットをオーダーしました

事前予約がなくてもインジェラが食べられるのがすごいところ
そういったところからも、近辺のエチオピア人が普段使いしているということが推察されます。

こちらのドロワットもやはりしっかり乳化

また、ドロワット自体にもほのかな酸味を感じます
おそらく白ワインに含まれる酸味でしょうか
私の間借り提供ドロワットは、旧バージョンで白ワインを入れていましたが、ここまでの酸味は出ていませんでした

これがまた酸味がしっかりしたインジェラに合うんですね。

ここのインジェラはサファリのインジェラとはまた別物
現地の方が食べることが多いから、しっかり現地に寄せているのでしょう
発酵由来の酸味がしっかり効いています

ラッサムとかヴィンダルーの酸味が好きなので、結構好きな味。とスズさん
流石の表現力だ...と隣で感動していました
確かにインジェラは、変わった食べ物そのものですが、ラッサム・ヴィンダルー系が好きな方なら、同じく好きな味わいだと思います。


2杯目はラムコーク
ドロワットとインジェラを食べていたら本能的に食べたくなりました
普段バーカウンターでドロワットを食べる側になることが少ないですから、これは気づきでした
ドロワットに合わせるならラムコークかもしれません
今回はマイヤーズラムのラムコークでしたが、もう少しあっさりめのラムがあれば、そっちの方がなお良いと感じました

.....ドロワットを食べ終わる
そんな頃、突然後ろのテーブル席からお香の香りがし始め
たちまちお店の中が煙で充満しました

どうやらエチオピア式のコーヒーセレモニーに従ってコーヒーを提供するよう
エチオピアコーヒーについて調べ物をしたときに記事で読んだことはありましたが、まさか実物を拝めるとは

迷わず我々も注文しました

その時の様子は、私の食べ歩きアカウントの方に動画とかを投稿しています。

www.instagram.com

 

お香を炊きながらいただくエチオピアコーヒー

このエチオピアコーヒー
濁度が高く、カップの底にコーヒーかすが堆積しているほど
たしかベトナムコーヒーとかってこんな感じでしたっけ?

 

tena adam

そしてなんといっても特徴はこれ

「tena adam」というハーブっぽい香りの植物がカップ横に添えられています
先ずは普通に飲んでから、このtena adam をカップに入れて混ぜるのがエチオピア

香りはミント系の香りに近く、数秒沈めるだけでも強い香りにコーヒーが支配されます

無料でおかわりをガンガン進めてくれるので、2杯目は砂糖入りでtena adamを沈めていただく

..........!?

美味い....。美味すぎる。なんだこれ

最初は謎の植物すぎたtena adamが絶妙な働きをします

お店によって差異アリなのでしょうが
このお店の提供の仕方を見るに
ベトナムコーヒーっぽく淹れる
・豆は深煎り
・砂糖入れた方が良い
・tena adamを入れる

のようです。
tena adamについて、どのように手に入れるのか聞いてみましたが
どうやら日本には流通がないそう
確かに調べても、ショッピング系サイトではまるでヒットしません
というのもお店の方曰く、日本の気候では栽培が困難であり
すぐに枯れてしまうのだそうです

なので、知り合いが日本にやってくる時に、tena adamの苗を持ってきてもらい
枯れるまで栽培するのだそうです

検疫とかどうしてるんでしょうか
(あまり聞かない方がよさそう)

そこまでしてコーヒーに欠かせない植物なのでしょう
おそらく現地に限りなく近いコーヒーセレモニーを楽しめるのは、ここ「リトルエチオピア」の他ないのでは?

エチオピアの言葉で
tena=健康・元気
adam=神話に出てくるアダム
の意であり、その名の通り神秘的なものとして、薬用植物として使われているそうです

なんとかtena adamが手に入らないものか
調査を続けると、下記のnoteを発見

note.com


このnoteによれば、tena adam とは世界中で普遍的に栽培されている薬用植物の
エチオピア国内での名称であるようです。

名称は「コモンルー(Ruta graveolens)」と「コヘンルーダ(Ruta chalepensis)」
ヨーロッパ原産として知られているはコモンルー。そのためしばしば混同されるようですが、エチオピアで知られるtena adamの正体はコヘンルーダのようです。

属名も一緒なので、正味専門の人間でないとわからない差異でしょう。

シマドジョウ属:Cobitisも、学生時代見分けがつきませんでしたし。

 

運よくコヘンルーダの方は、普通にネットショッピングとかでも簡単に手に入ります
早速ポチることにします

store.shopping.yahoo.co.jp

やはり薬用としての効果もあるのか
日本での別名は「医者泣かせ草」らしいです
なんかエチオピアのtena adam:健康なアダム(意訳)の方が神秘的でかっこいい気がします
エチオピアカレーを経験した我々は、医者泣かせ草・コヘンルーダとは呼ばずに、tena adam と呼びましょう。

tena adamと検索すると神秘的な内容がたくさん出てきたので
もしかしたら輸入したらまずいやつなのでは...と心の隅で思ってしまいましたが
普通に大丈夫そうですね。(疑って申し訳ない)

 

そんなわけで、色々と濃すぎるリトルエチオピアでした
エチオピア料理のはしごというだけでもマニアック紀行なのに、2軒目のようなディープなお店にも付き合ってくださったスズさんに感謝感謝...感謝です。
ありがとうございます。

 

今回のカントードロワット合宿を通し
自身のドロワットが、ドロワットの中でもどういった系統に位置しているのかがよくわかりました。
自分のドロワットは、ご飯で提供するスタイルですから、必然的にああいった仕上がりになるんだと思います。

 

あと気になっているお店

エチオピア料理店、気になっているお店はもう一店舗あります
クイーンシーバ」というお店です。

どうやら東京におけるエチオピア料理店のパイオニアのようです。

また今後の機会で、いつかお邪魔できればとおみます。

 

 

Day3もちょくちょくカレー巡りをしましたが
記事がめちゃくちゃ長くなりそうなので、3日目に回ったお店は下記アカウントで更新していきます。

www.instagram.com

 

 

 

次回間借り営業

なかなかしつこい宣伝になってしまいますが、今週末土曜日は間借り営業nightです

www.instagram.com


当日分も数食がけご用意しておりますので
よろしくお願いいたします。