こんにちは
1月27日に、新年初の間借り営業
今回も無事完売となりました。ありがとうございました。
メニューは「ザリバターチキンカレー」
エチオピアカレーではない、少し変わり種のカレーでした
LINE公式効果なのか
ザリガニ効果なのか。予約開始から2日間で予約が埋まるという過去に見ないスピードでした。ありがたい限りです。
ザリバターカレー誕生まで
Act.1ザリガニカレー
大学生時代、農学部にて生物学を学んでおり
中でも魚類の外来種問題や、希少種保護、遺伝子等について中心に学んでおりました。
アメリカザリガニというのはおそらく皆さんもご存知の通り
侵略的外来生物とされ、日本国内の在来生物にも影響を与えています。
そんなアメリカザリガニ
所属していた研究室では、定期的に駆除する活動を行っていました。
駆除の方法は、地面に置いて踏んづける。なんて方法も
(残酷に思えますが、こう言うのは一思いに行くのが大事です)
外来生物といえど、流石に大量殺戮をただただするだけでは心が痛むので、カレーにして食べてやろうという発想になりました。
以下はその時のブログです
Act2.出会い
ザリガニカレーの記事をX(旧Twitter)に投稿したところ、当時の京都大学カレー部部長さんよりリアクションをいただいて、リプライでやり取りをする流れに
そのやり取りを見ていた、京都-洛西口のカレー屋さん「カレー工房ギャー」さんから、「交流会でもしませんか?(要約)」というお誘いをいただき、カレー工房ギャーさんの店舗を舞台として、交流会が開かれたのです。
https://twitter.com/curry_gyaaa
ちなみに、京大カレー部の当時の部長さんは、引退後に穢土転生をされて
「京都大学おすしだいすきクラブ」という団体を創設されました(今は活動を終了されています)
今でも大好きなブログです。
Act.3ザリガニ会
ザリガニから始まった出会い
ならばザリガニの集いにしようということに
しかし肝心のザリガニを、どう大量に準備をするのか。
そこは、日々トド肉やクマ肉等といった、エキゾチックミートを仕入れカレーに仕上げいるギャーさんサプライチェーン
阿寒湖漁業組合から「ウチダザリガニ」を仕入れられるとの情報をキャッチし、大量に仕入れてくださいました。
そんなわけで2019年夏
カレー工房ギャー×京都大学カレー部×のづCurryのザリガニ会が開催されました。
この時私はザリガニの身をふんだんに使用した、南インド風カレーを担当
京都大学カレー部さんは、当時メニュー開発をされていたポークヴィンダルーを担当
ザリガニ✖️ポークヴィンダルーのあいがけでした。
カレー以外にもザリガニを活用しようと言うことで、ギャーさんがザリガニの殻を使い、いわゆるザリガニバターに。
そのザリガニバターを使用して、トマトパスタを作られました。
これがもう美味いのなんの(今でも思い出に残っている)
当時の京大カレー部の部長さんは、ザリガニの殻を使用して「ザリ汁」を作られていました。食後に食べたい、慈悲深くで美味しいお味噌汁です。
この会の時にギャーさんが作られていたザリバターが記憶に残っていて、今回のザリバターチキンカレーの発想に至ったわけです。
ザリガニは過食部の身の部分にすると、歩留まり7~10%程度
仕入れ値から考えても、身をメインにしたカレーを作るのは提供する上で難しいものがあるので、殻を活用したザリガニカレーとなりました。
召し上がっていただけた皆様、いかがでしたでしょうか?
基本はエチオピアカレーを提供していきたいですが、たまに今回のような思いつきがあれば、変わり種で提供していきたいと思います。どうかお付き合いください。
次回の間借り営業について
色々あって、2月のマルシェ出店は中止
SinCityさんでの間借り営業を予定します。
日程は、2月23日〜25日のどこか。お昼の時間帯に
決まり次第告知をさせていただきます。
Ps
新デザートの練習をしようと思います。
クルフィと硬めプリンを構想中です。