こんにちは
最近「杏仁豆腐」を作れるようになりました。
最近よく利用するワーキングスペースのスタッフ殿から
『せっかく家にスパイスがあるなら、何かスパイスを使って作れるお菓子を作ってみたらどうか。』
といった提案をいただいたので、作ってみました。
これが意外と簡単だし、調べてみるといろいろ面白かったです。
杏仁豆腐の読み
先ずこの「杏仁豆腐」
「あんにんどうふ」ではなく、厳密には
「きょうにんどうふ」と読みます。
知りませんでしたね。
明日から自慢していきたいところですが
言う相手を見計らわないと
「だから何」とめんどくさがられそうなので、気をつけなければなりません。
本場における杏仁豆腐
本場の中国では漢方的な感じで食べられていたそうです。
咳やタン等の症状を緩和させる成分が含まれているとか。
何とは言いませんが、今のご時世にピッタリですね。
杏仁豆腐の核-杏仁霜
杏仁霜(「きょうにんそう」と読みます)
本格的な杏仁豆腐を作る際に欠かせないのが
「杏仁(きょうにん)」と呼ばれるあんずの種です。
見た目はアーモンドのようなもので、このまま食べると、シアン化合物が多量に含まれているので危険なんだそうです。
これを大丈夫な感じに処理してから粉末にしたものが「杏仁霜」です。
業務スーパーやカルディに置いてあるみたいですが、
近場になかったのでAmazonで買いました。
香りはもう杏仁豆腐そのもので
これがあの杏仁豆腐独特の香りの素となっていることがよくわかります。
杏仁豆腐の香りはスターアニス(八角)由来であると勝手に思い込んでいたので
大変勉強になりました。
ただ、この杏仁霜
高くはないけど決して安いわけではないので、
代用として、アーモンドエッセンスやバニラエッセンスが用いられることが主なようです。
作り方
さて軽く調べたウンチクを披露したところで作っていきます。
レシピは以下のクックパッドレシピを素に、自分好みに分量を変えてみました。
(分量は企業秘密とします)
生クリームの分量で、出来上がりの滑らかさが変化しました。
材料
-A-
・杏仁霜
・牛乳
・生クリーム
・スターアニス(あれば)
・砂糖
・水
-B-
・杏仁霜
・水
・砂糖
・杏露酒(あれば)
-その他-
・クコの実
・ゼラチン
1.
Aの材料を鍋に入れ沸騰するまで火にかけます。
沸騰したらすぐに火を止めます。
この時木べら等で、鍋底をこするようによくかき混ぜます。
よく混ぜながら煮込まないと、鍋底に杏仁霜のダマが出来てしまうので注意
ここでいかに丁寧に混ぜ続けるかが、杏仁豆腐作りのキモだと思います。
2.
粗熱を取って、容器に移し一晩冷蔵庫で寝かせる
3.
シロップは、Bの杏露酒以外の材料を鍋で温め、沸騰したら火を止める。
最後に杏露酒(あれば)を加えて、冷蔵庫で冷やす。
杏露酒、入れすぎると完全に杏露酒味に支配されたシロップになります。
(元レシピよりは控えめにしてみました)
4.
クコの実は、熱湯につけてふやかす。
5.
杏仁豆腐、シロップ、クコの実を盛り付けたら完成
今回は振る舞う機会があったため、容器に遊び心を加えました。
まあまあウケました。(賛否両論)
デザートという今までにない試みであり
知見も得られて楽しかったです。
あと、美味しいと言ってもらえるのが何より嬉しいですね。
しかし…
ぶっちゃけ杏仁霜と、丁寧に混ぜる根気があれば簡単に作れるので、
杏仁霜を街で見かけたら購入し、作ってみるといいと思います。
それでは👋